JackRussellのブログ

人の日記を覗きにきたドスケベのみなさま、どうぞごゆるりとしていってくださいませ。

コミュ力が最底辺の人間

僕のコミュ力は著しく低い。それはもう最底辺と言っても差し支えはない。日常で生活するのも困難なくらいだ。今回のエントリーでは、そんなコミュ力が最底辺の僕の生活を一部紹介したいと思う。

 

1.目を見て話せない

これは僕が中学生時代の思い出だが、入部届を出しに顧問まで尋ねたところ、顧問の声のトーンが異常に低かった。まるで何かに怒りを抱いているような雰囲気であった。僕は奥さんと揉めたんだろうなあぐらいにしか思わなかった。入部届を出し終え、いざ自分の教室に戻ろうと踵を返したとき、「てめぇ!」という怒号が後ろから聞こえた。僕は「!?」となり、反射的に振り向いた。するとそこには明らかに僕に対して怨恨の念を抱いている鬼の顔があった。なぜ僕はこんな恐ろしい顔を向けられなければならないのか。疑問でいっぱいだったが、疑問を解消させてくれる間もなく、「悪いこともしてねえのになんで目を合わして離さねえんだよ!馬鹿者!」と怒鳴られたのだ。僕は「はあ!?喚いてんじゃねえぞハゲ!」と心の中の不良が抵抗した。実際に顧問はハゲていた。しかし実際の顔は引きつって今にも泣きそうな顔をしていた。

 

それから僕は人と話す機会があるたびに「目を見て話さなきゃ怒鳴られる……」と思うようになり、義務感で目を合わして話していたが、義務に疲れて余計に目を合わせられなくなってしまった。するとどうだろう、瞬く間にコミュ力が落ちる落ちる。どうやら目を見て話すことは自信へと繋がっているらしい。僕のメンタルは底まで落ち、自信は完全にゼロと化した。気の利いたジョークなんて言えない。甘い口説き文句も言えない。出てくるワードはマイナスなことばかり。結果、自然と人は離れていく。同時に人と接する機会が極端に減る。そうなると完全に人が怖くなり、会話すら困難になる。コミュ力は目を合わせることから始まる。

 

2.電話が恐ろしい

これは過去のトラウマが原因であることが分かっている。高校時代、僕は予備校に通わず、一人で受験勉強していた。中学時代に塾に通ってくせに大失敗したので、親に迷惑はかけられないと思い、一人で勉強することを選んだのだ。地獄への誘いは一本の電話から始まった。その電話が来る前は、電話に対してさほど恐怖心を抱いていなかった。顔が見えていない相手だから気が楽だったのだ。

 

その電話は、受験勉強を通信学習のような宣伝の電話だった。この手の電話はしょっちゅう来ていた。来るたびに断っていたので慣れっこだった。僕はいつものように断ろうといつも決めていた台詞を言い電話を切ろうとしたとき、「ちょっと待って!」と相手が言ったのである。ちょっと待ってあげた。するとまくし立てるように「一人で受験なんて無理」「ウチならどこにも受かる」「正直君頭悪いでしょ。今すぐ君の家に行って話をさせて」と言ってきたのである。僕は頭の中が「え?え?え?」と追いついていなく、ひたすら「はい」を連呼していた。そのため、名前すら知らない通信学習の業者が家に来ることになったのだ。

 

ここまで来たら断れない。僕をせめてもの抵抗で、親に電話を代わった。さすがは親だった。うまく相手をいなして話はチャラになった。僕は一安心したが、親からはこっぴどく叱られた。明らかに悪いのは僕の弱みにつけ込んで売り込もうとする業者だ。且つ僕はまだぺーぺーの高校生だ。そんな大人の世界なんて分かるわけがない。僕はそれから電話に対して恐怖心を抱くようになった。ほとんどの電話が悪い人ではないとは分かっているが、怖いのである。電話に出ることは極端に控えるようになったのだ。

 

美容院の予約をするのも歯医者の予約をするのも、マニュアルを最低は一週間かけて作成し、頭にたたき込んでシミュレーションをしないと電話ができない。もちろん自然な会話ができないからちぐはぐになる。コミュ力という言葉がやけに遠のいた。

 

3.世間話ができない

世間話なんて無理ゲーである。美容院での会話なんてどうすればいいのか分からない。この前は「眼鏡かけてますか?」と聞かれ「家でだけですけどね」と訳の分からない返答をしてしまったのだ。相手の美容師の顔には「?」という言葉が浮かんでいた。会話することに精一杯でコンテクストが理解できず、「はい」すら言えなくなってしまう。

 

「天気がいいですね」というワードはコミュ障を殺す究極の兵器だと思う。まず天気がいいからなんなのか。こちらも「天気がいいですね」と答えればいいのだろうか。デモそれだとオウムみたいで気持ちが悪いだろう。では、「はい、一点の曇りもない素晴らしい天気で、すがすがしい気分になりますね。さわやかだなあ!」と言えばいいのだろうか。まず無理な話である。「はい」で終わるのも気持ちが悪い。そんなことを短い時間に考えるから頭がパンクして訳の分からないことを言ってしまうのだろう。

 

そしてうまく会話ができなかった後の一人反省会が虚しい。「ああ言えば良かった」と後悔しても意味がない。これは自分でも気持ちが悪いと思うのだが、僕がぼそっと言ったことがウケた時、表情には出さないが心の中は笑顔がはじけているのである。一人反省会で、ウケた台詞をぶつぶつ独り言で言うのである。最高に気持ちが悪い。

 

コミュ力が最底辺の人間の一部を覗き込んで、どうでしたか。これは多くの人には理解できないことだと思う。どうも自分がかわいいのか一歩踏み出せないでいる。ここから踏み出せる方法があるのならば、どうか教えてください。